製品を選ぶ前に、AIを使う業務を決める。

AIの導入を検討する業務責任者・推進担当者向けのガイドです。まず一つの仕事を選び、入力・期待する出力・確認する人をそろえます。

規則と正解が決まる処理
合計・重複判定・定型転記は、表計算や固定処理で再現できるかを先に確認します。AIには規則の整理や処理案の説明を求めます。
文章の整理や下書き
要約・論点抽出・草案は、原文を参照できる状態で試します。採否を決める人と、抜け・誤りを確認する観点を定めます。
判断や対外的な処理
契約判断、承認、送信などは、下書き・提案と実行を分けます。誰が確認し、どこまでを自動化するかを先に決めます。

試行の終了条件は「出力できた」だけでは足りません。正しさ、確認に要する時間、入力できる情報の範囲を比較し、その業務で使うかを判断します。

モデルだけでは、仕事は終わらない。

01 / PRODUCT

製品・利用環境

ChatGPTなどの画面、API、自作アプリ。ファイルの添付、コード実行、検索など、製品側が用意する機能を確認します。

02 / MODEL

モデルの版

入力と出力、公式ID、実応答のID、思考設定。画面の表示名とAPIのIDが同じとは限りません。

03 / WORKFLOW

仕事の手順

元データ、採用規則、指示、期待値、人の確認。同じモデルでも条件が変われば結果は変わり得ます。

CSV確認の役割を、追ってみる。

合成教材を題材にした役割の説明です。特定製品の実行ログや顧客システムの構成図ではありません。

人 / 入力責任

合成データと採用規則を用意する

取消・空欄・重複を何の順番で扱うかを決め、機密データを渡さず、合成素材を使います。

  1. 人が入力と採用規則を確認する。
  2. モデルに規則の解釈・処理案を求める。
  3. アプリ側のコード実行機能、または人が承認したスクリプトで計算する。
  4. 人が原文・独立計算・除外行を照合する。

「コードを提案した」と「コードが実行された」は別です。実行環境やツールがない場合に、計算済みと見なさないでください。

再現記録は、モデル名だけで終わらせない。

製品・プラン・API接続先、選択モデルと応答モデル、素材の版とハッシュ、指示、ツール、期待値、出力、独立再現の記録を残します。候補メモと実行証拠を分けることで、後日の仕様変更も追いやすくなります。

モデルを選び、記録ひな形を取得 →

APIキーや顧客名は記入しません。資料の更新日を変えただけで、実行確認日まで更新しないでください。

条件をそろえて、手順を試す。

CSVの不備を見つけ、集計結果を確かめる →2つの文書の差分を、原文の根拠まで確かめる →議事録から、根拠付きの次の作業を作る →AIのコード修正を、テストで確かめる →

4教材では、合成素材・固定期待値・照合・記録保存を使って確認方法を学べます。外部AIの呼び出しや、対象製品の実操作動画は含みません。

教材から、自社業務の検討へ。

入力・出力・確認者を一組にして、例外処理とシステム連携を書き出してください。業務側が採否と責任を定め、IT側が利用条件・接続・運用を確認します。

標準化・自動化・AIの使い分けを考える →業務・データ・導入を整理する支援 →対象業務と困っている点から相談する →